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作り手を“やる気”にさせる著作権とは

作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る (1/3) - ITmedia News

著作権については様々な立場からの様々な意見があり、僕自身は、まだ、どこに立って物を言うべきかは定まりきっていないのが現実だ。たとえばクリエイターとしての立場。たとえばユーザーとしての立場。そして、メディア=媒介としての立場。流通業としての立場。できるだけ「win-win」が成り立つように――と考えても、どこかで損をする人は出てくる。ただし、この記事に書かれているように、

「現行の著作権法は時代に合っていない」

という認識は、もはや揺るがない。

そのうえで、どうすればいいのか。記事のシンポジウムでは、有効性ある方法がいくつか提言されている。法律家に加え、漫画家・島本和彦氏などクリエイター側のパネリストが発言しているのも大きい。

ダイナミック・プロの幸森氏の発言はどうもズレてるんじゃない?と思わせるものも多いけれど(「漫画家でもうかっていると言える人は、日本に10人いないだろう。」……ってホントか!? もうかっていると言える、の基準って!?)、「現場からの意見」としては貴重。

たとえば商標や特許のように、著作権を「お金を得るための仕組み」として運用するためには、登録制にしていくのも一つの方法だと思う。いちユーザーとしての視点で考えると、どこまでが違法でどこまでが問題なくて、どの範囲が「お目こぼし」なのかがすごく曖昧になっているのが、著作権に関するもろもろをややこしくしている一因になっているのではないだろうか。

簡単に答えが出るような問題ではないので、とりあえずパネリストの方々の書籍を読んで勉強を続けてみる所存です。