日々の音色とことば

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FUJI ROCK FESTIVAL '08 第一弾発表

FUJI ROCK FESTIVAL '08
http://www.fujirockfestival.com

マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン!! いやー、フジ・ロックの第一弾発表は、個人的にここ数年では一番胸躍る感じです。現時点で発表されたのは以下の11アーティスト。

BLACKMARKET / Bootsy Collins Tribute to the Godfather of Soul / eastern youth / FLOWER TRAVELLIN’ BAND / THE GO!TEAM / HARD-FI / IAN BROWN / M!NK / MY BLOODY VALENTINE / SPECIAL OTHERS / UNDERWORLD

サマーソニックのラインナップ発表のときも「いったい今は何年なんだろう?」と思ったけれど、フジの第一報を聞いてそれがさらに強まった気がする。で、もっとポジティヴにそのことを捉えられるようになってきた。

以下、すごく大雑把な話。UKに軸足をおいてロック・シーンを見ていくと、00年代の状況を最初に切り開いたのはストロークスで、彼らの持っていた衝撃は「すでにそこにあったものに、新たな価値を見出した」ということだと思っている。つまり、簡単に言ってしまえば、リヴァイバルということ。そこから8年かけて辿り着いたのが、今の再結成ラッシュなのかもしれない。

様々なロック界の伝説をフェスティヴァルという一枚のまな板の上で観るという視線。それは、数日前に書いた「iPODが“シャッフル”するリスニング体験」というものとリンクしている。00年代の「リヴァイバル」というタームは、リスニング側からのテクノロジーの革命が切り開いた必然だったようにも思える。そして、一方ではフェスティヴァルのメディア化が着々と進んでいったのもここ10年ほどの流れだ。今年のフジとサマソニは、そういう00年代の磁場を体験する場所になるんじゃないだろうか。

ブーツィー・コリンズによるジェイムス・ブラウン・トリビュート・ライヴも、いったいどんな狂騒の場になるのか、今から楽しみ。そしてフラワー・トラベリン・バンド! 高校生の頃から彼らの名前は知っていたけれど、さすがに自分の生まれる前に解散したバンドである。まさかフジの場で観れることになるとは露とも思わなかった。

http://www.myspace.com/flowertravellingband

上はフラワー・トラベリン・バンドのmyspaceへのリンク。なんというか、「フラワー・トラベリン・バンドのmyspace」という言葉自体、もうなんだか時空が歪んでいる感じ。