日々の音色とことば

usual tones and words

髭(HiGE)「Chaos in Apple TOUR 追加公演」@ZEPP TOKYO

もう昨日のことになるけれど、髭(HiGE)の「Chaos in Apple TOUR」追加公演の最終日、ZEPP TOKYOに行ってきた。

バンドにとって最大のキャパとなるハコだったけれど、全然そんなことを感じさせないステージ。リズムのどっしりとした安定感も、ギターの音の鳴りも、抜群。

コテイスイが拡声器を持ってステージ前方で叫んだり、ダブっぽいディレイを使ってサイケデリックなアンサンブルを作り出したりと、飛び道具的なパフォーマンスも多い髭(HiGE)のライヴ。けれど、フロアを置いてけぼりにしてるような感じは一切なかった。それはきっと、楽曲のコンポーズの段階のクオリティの高さゆえなんだろうな、と思う。彼らの曲は、一つ一つのリフが、言葉が、メロディが、はっきりとした輪郭を持っている。だからこそ、そこにいる全員を巻き込み、踊らせるような音が放たれる。

そういえば。MCで須藤は「ぜんぜん感慨深くないよ」と何度も繰り返してたけど、あれは、きっと嘘だろうな。何度も「ありがとう」と繰り返し、アンコールでは予定になかった「マヌケなクインテット」を追加してプレイしていた。

とても満たされた気分の一夜でした。