日々の音色とことば

usual tones and words

ロスト・イン・ヘルシンキ(2)

空港近くのホテルから、夜明けに街に移動。SCANDIC MARSKIにチェックインし、ぶらぶらと、街を歩く。

中心部は歩いて回れるくらいの、こじんまりとしたスケールの街。とはいえ、小粋な店が多く、ウィンドウショッピングしているうちにあっという間に夕暮れになってしまう。

港のベンチに腰掛けて、ぼうっと空を眺める。カモメの鳴き声が響く。道はすこし埃っぽい。たぶん、僕は何かを“払い落とす”ために、ここに来たんだろう。そんな気がする。