日々の音色とことば

新刊『ヒットの崩壊』が出ました。

「千人の忠実なファン」

興味深い記述があったのでクリップ。

七左衛門のメモ帳: 「千人の忠実なファン」
七左衛門のメモ帳: 「忠実なファンの支援による生計の実態」
七左衛門のメモ帳: 「千人の忠実なファンの反例」

デジタルに媒介されたこの世界でスタートする若い芸術家には、スターを目指す以外の道があるはずだ。ロングテールを作ったまさにその技術で可能となった道である。プラチナ・ヒットや爆発的ベストセラーやセレブの地位などという、狭くて見込みのない頂上に到達しようとするかわりに、「千人の忠実なファン」との直接のつながりを目指す。それははるかに健全な目標である。巨万の富ではなく生計を得るのだ。一時的流行やブームではなく、「忠実なファン」があなたを取り巻いている。実際にそこに到達する可能性はずっと高い。

確かに、ミリオンヒットの数は減ってきている。カルチャーはセグメント化され、コンテンツに金を払うユーザーは減ってきている。しかし、それでも僕自身はあまり悲観的にならないようにしている。「千人の忠実なファン」で書かれているモデルは確かに楽観的かもしれないけれど、非現実的な話ではない気がしている。

以下は音楽家ロバート・リッチの言葉。

「一人を深く感動させることができるならば、数千人を楽しませながら何も意味あるものを残さないよりも良い。」