日々の音色とことば

usual tones and words

clammbon@日比谷野音

クラムボンの日比谷野外音楽堂、10周年公演に行ってきました。

まずはセットリスト。

みつばち
はなればなれ
ドギー&マギー
シカゴ
ロマンチック
サラウンド
便箋歌
ララバイサラバイ
id
addolessence〜imagination
Folklore
sonor
バイタルサイン
THE NEW SONG
Merry Go Round
NOW!!
(ec)
森渡り
タイニープライド

このセットリスト、勘のいい人なら見ただけで今日が特別な意味を持ったライブであることはわかるだろう。ライヴのタイトルは「10月10日に10周年ありが10!!!」。まさに感謝祭なわけだ。

デビュー曲『はなればなれ』のB面曲から一番新しい曲まで、10年間の歩みを追っていくような曲順。途中では客席の真ん中のスペースで演奏したり、自然体のステージならではのほんわかした感じもたっぷり。MCはすぐに脱線するし、お客さんの掛け声は絶妙に面白いし。

でも。ライブを観ながらいろんなことが思い出されて、すごく感動的だった。初めて下北沢QUEでワンマンを観て、確信を持ったときのこと。出来上がったばっかりの「サラウンド」を聴いたときの会心の気持ち。「ララバイサラバイ」の轟音。フジロック、身体が震えるような思いを味わった「バイタルサイン」。

アンコールはミトくんが中学生の頃に書いたという「森渡り」。そして新曲「タイニープライド」。新曲はすごくダイナミックで、これまた胸に響く曲だった。

デビュー・アルバムの『JP』で取材したときに僕が彼らにつけたキャッチコピーを思い出す。今はすっかり貫禄を感じさせる3人だけれど、あの言葉は、今でも彼らにピッタリはまると思う。

「新種の音楽生命体」。

JPJP
(1999/10/06)
クラムボン

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