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日々の音色とことば

新刊『ヒットの崩壊』が出ました。

ミドリ「さよなら、後藤さん。」@恵比寿リキッドルーム 

ライヴレヴュー

2010年12月30日、リキッドルームでのライブ「さよなら、後藤さん。」をもって解散したミドリ。その最後のライブを観てきました。

ライブは、明らかに、バンドとしての「最高到達地点」だった。演奏の切れ味も、後藤まり子の歌も、ショウとしての完成度も、これまで見てきたステージとは段違いによかった。こんな完成度の高いライブを見せて「解散です」って言われても。そう思ったは思ったけれど、もしかしたら、最後に勢い良く燃え上がる火花のようなものだったのかなあ。本編ラストの“どんぞこ”で、暴れ狂っていたバンドの演奏がピタリと静止して「ホンマにどんぞこかもしれん」って後藤まり子が叫んだ瞬間、そんなことを思った。そこがピークポイントだった。


僕が最初にミドリのライブを観たのは2006年の10月のこと。渋谷NESTの小さなハコだった。対バンは9mm Parabellum BulletとDOESとSTAN。ちなみにその時点で一番知名度があったのがSTANだったんだよなあ。ちょっと奇跡的なブッキングだったよな、と今は思う。後藤まり子は“あんたは誰や”でフロアに飛び込んで、まだその時はバンドもよく知られてなかったからお客さんも思わず避けたりしてた。最後は“POP”だった。

この日のライブではとても綺麗なドレスを着ていた後藤まり子だったけれど、アンコールでは再びセーラー服を身にまとって現れた。あ、あの2曲だなと思った。そこからアンコールはあっという間に終わった。


最後の最後、ドラムの小銭くんは「ミドリ格好いいやろ!! 俺めっちゃ好きやねんこのバンド」と言ってステージを去っていった。