日々の音色とことば

usual tones and words

東日本大震災に、届けられた音楽(8)

今どこにいますか/加藤登紀子



今どこにいますか 寒くはないですか
お腹はすいてませんか 眠る場所はありますか

誰かと手をつないでいますか 暖かな火はありますか
誰かを胸に抱いてますか 青い空を見上げてますか

大きな悲しみは嵐のように 突然に訪れるけど
夢じゃない 何もかも ほんとうの ことだから

今日一日を生きましたね 明日のために眠りましょう
かなしみはあなたの胸で 大きな愛に変わるでしょう

出来るだけのことをして それでも足りなくて
悔しさに泣けてくる
どうしようもない ことばかり 地団駄を踏みながら

泣きたければ泣けばいい 大きな声で歌えばいい
みんなで笑い合えばいい 子供のようにころげまわろう

あしたは来る かならず来る 太陽はまわってる
出来ることをひとつづつ またひとつ 積み上げて

泣きたければ泣けばいい 大きな声で歌えばいい
みんなで笑い合えばいい 子供のようにころげまわろう

(歌詞より)

加藤登紀子さんの、被災した人々の心に寄り添うような歌声。写真家の豊田きよむさんが撮影した被災地の写真と共に。

目頭が熱くなる。