日々の音色とことば

usual tones and words

音楽について

相対性理論がデイリーチャート4位を記録したことの恐怖

ハイファイ新書(2009/01/07)相対性理論商品詳細を見る 1位:EXILE、2位:いきものがかり、3位:ミスチル、4位:相対性理論。なんだろう、この並び(笑)。去年に音源を初めて聴いてからずっとハマってたんだけれど、まさかここまでの躍進を果たすとは思って…

正直であるということ(いしわたり淳治)

MARQUEE 68号の「新感覚派ロック・バンド特集」に載っていた、いしわたり淳治のインタヴューがとても興味深かった。今の時代、街でアーティストの名前を耳にしてインターネットで検索かけたら、誰が書いたかもわからないたくさんの下世話な情報と、オフィシ…

「千人の忠実なファン」

興味深い記述があったのでクリップ。七左衛門のメモ帳: 「千人の忠実なファン」 七左衛門のメモ帳: 「忠実なファンの支援による生計の実態」 七左衛門のメモ帳: 「千人の忠実なファンの反例」デジタルに媒介されたこの世界でスタートする若い芸術家には、ス…

ELLEGARDEN活動休止

とても、ショッキングなニュース。ELLEGARDENが活動休止を発表した。以下、オフィシャルサイトからの引用。 http://www.ellegarden.jpELLEGARDENは、昨年からニューアルバムの制作に取り掛かってきましたが、バンド活動を続けていくなかで、新しい作品を作る…

TENORI-ON日本発売

先日のビョーク武道館ライヴでも使われていたヤマハの『TENORI-ON』。 そのときにも紹介したけれど、遂に日本でも発売が決まった。発売日は5月12日。価格は121,000円(税込)。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれだけど、少なくとも、すごく面白そ…

「おもしろければなんでもあり」について

先日書いたPerfumeの話に言及をいただきました。文脈にこだわらない日本、そして Perfume - 天翔ける馬のしっぽ http://d.hatena.ne.jp/yukky2001/20080417/p2まず、ここで紹介されている元メガデスのギタリスト=マーティ・フリードマンによるJ-POP解釈が、…

フジ・ロック第4弾アーティスト発表

フジ・ロックの第4弾アーティストが発表されましたね。いよいよ清志郎の復活も正式決定。第一弾でのマイブラ実現のときにも思ったけれど、今年のフジロックはここ数年で最も“強い”メンツになったんじゃないだろうか?http://www.fujirockfestival.com/今のと…

赤坂BLITZとJCB HALLのオープンが象徴すること

赤坂BLITZの復活こけら落とし、KREVAの「ベスト of 赤坂」公演に行ってきました。久しぶりに行った赤坂はガラッと違う街になっていて、すごく驚いた。写真、撮ればよかったなあ。肝心のKREVAのライヴも、こけら落としにふさわしく、えらく盛り上がった、内容…

ニュースクール・エクストリーム・ロック!

雑誌『CDジャーナル』4月号の特集「J-Indeies ROCK PLANET」に原稿を書きました。CD Journal (ジャーナル) 2008年 04月号 [雑誌](2008/03/19)不明商品詳細を見る題して、「ニュースクール・エクストリーム・ロック!」。 9mm Parabellum Ballet、凛として時…

FUJI ROCK FESTIVAL '08 第一弾発表

FUJI ROCK FESTIVAL '08 http://www.fujirockfestival.comマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン!! いやー、フジ・ロックの第一弾発表は、個人的にここ数年では一番胸躍る感じです。現時点で発表されたのは以下の11アーティスト。BLACKMARKET / Bootsy Collins T…

「最近の邦楽」という言い方

音楽シーンの「00年代」の続き。ブログやネット界隈を見てると、よく「最近の邦楽」とか「最近のJ-POP」という書き方を目にすることがある。そのあとには、大抵「つまらない」とか「ダメになっている」とか、否定的な言葉が続く。そういうのを見ると、つくづ…

音楽シーンの「00年代」

先日の取材の合間に、MARQUEE編集長・松本さんと音楽シーンの動きについて、様々な興味深い話をする。内容は多岐にわたったけれど、書き留めておこうと思ったのは「90年代→00年代」の話について。たとえば英米のロックやポップ・ミュージックのヒストリーを…

SUMMERSONIC08、ラインナップ発表

SUMMERSONIC 08第一弾ラインナップが発表されましたね。今年のヘッドライナーはCOLDPLAYに再結成THE VERVE。なるほど、そうきたか、という感じ。去年がアークティック・モンキーズ/ブラック・アイド・ピーズ、その前がメタリカ/リンキン・パークだったこと…

音楽シーンの「ナナロク世代」

「ナナロク世代」という言葉がある。文字通り、1976年前後に生まれた人たちのこと。この「ナナロク世代」という言葉、今まではネット起業家やエンジニアの世代を表すものとして使われてきた。代表的なところだと、2ch管理人/ニワンゴの西村博之氏(1976年生…

でんきグルーヴワークショップ

2月から始まっている「でんきグルーヴワークショップ」が、すごい。 電気グルーヴのオフィシャルサイト(http://www.denkigroove.com/)がいつの間にかめちゃかわいい雰囲気に変わっていたことにも驚いたけれど、ホームページ上ではもっと驚きの企画が進行…

どうして、そこでシャッターをきってしまうんだろう

新木場STUDIO COASTで行われた「GAN BAN NIGHT SPECIAL」に行く。メインアクトはJUSTICE。さすが、今一番勢いあるアクトだけあって、強烈なライヴだった。詳しいレポは他で書く予定なのでここでは書かないでおくけれど、フジで観たときとは全然違う、よりフ…

iTUNESアフィリエイトを試してみる

iTUNESのアフィリエイトを導入してみることにした。ディスクレヴューや書評だったらamazonへのリンクで紹介できるけど、「この一曲」について書きたいときに不便だよね――という話を聞いて「なるほどなあ」と思ったのが契機。確かに、アルバムの中で「キーに…

2007年ベスト5の“私”

CD Journal (ジャーナル) 2008年 02月号 [雑誌](2008/01/19)不明商品詳細を見る1月19日発売の『CD Journal』で、MASS OF THE FERMETING DREGSのインタヴューと、「2007年私のベスト5」の原稿を書きました。この雑誌の年間ベスト企画に参加するのは初めてだ…

ドンキホーテの「音楽の安売り」

「安売り」と言っても、別にCDを安く売ってるとか、そういう話じゃなくて。 こないだ、ドンキホーテの環七方南町店に買い物に行った時の話。だいぶ久し振りだったんだけど、いつの間にか店内がずいぶん広くなっていて驚 く。リニューアルしてたのか。火災…

$55でiTMSとamazonにCDを置く方法

終わりの始まりのあとに(1)この記事で、「海外のサイトでバーコードを取得すれば委託でamazonに並べることもできるし、iTUNES MUSIC STOREにも置ける」と書いたことについて、詳細を捕捉しておきます。海外のサイトと書いたけれど、今ではちゃんと日本語…

パンドラの箱の底にあるもの

先日書いた話にリアクションをいただきました。ありがとうございます。聴きたい音楽に辿り着くための効率的な方法 /area[nothing] : diary http://nothing.sh/blog/archives/64確かにこのpandoraというサービス、すごく面白そう。アメリカ国内でしか使用で…

フェスティバルが一人勝ちした理由

00年代のなかば頃まで「フェス・バブル」という言葉がよく使われていた覚えがある。CDの売り上げも落ちる、ライヴも芳しくない、それでもロック・フェスの動員は伸び続けている、といった時期。音楽業界の中でフェスだけが伸びていた時期。ただ、その頃まで…

終わりの始まりのあとに(2)

終わりの始まりのあとに(1)「終わりの始まり」―― 音楽業界の2007年と2008年 http://d.hatena.ne.jp/rmxtori/20071230/p1元記事の方にリアクションをいただきました。ありがとうございます。書かれている内容は、まさに僕自身が「まだまだ整理しきれていな…

終わりの始まりのあとに(1)

http://d.hatena.ne.jp/rmxtori/20071230/p1</a>" title="「終わりの始まり」―― 音楽業界の2007年と2008年 /くだらない踊り方">「終わりの始まり」―― 音楽業界の2007年と2008年 /くだらない踊り方 まさに他人事ではない話。実は、僕自身も先日まったく同じ言葉…