日々の音色とことば

usual tones and words

PAPYRUS 2009年2月号

雑誌『PAPYRUS』に記事を書きました。

papyrus (パピルス) 2009年 02月号 [雑誌]papyrus (パピルス) 2009年 02月号 [雑誌]
(2008/12/27)
不明

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担当したのは、曽我部恵一の特集(インタヴュー、千原ジュニアとの対談、ライヴレポ)、榎本くるみのインタヴューなど。先日曽我部さんと下北沢を散策したのは、この特集の企画でした。

いま、曽我部はサニーデイ・サービスの新作に向けて曲作りの準備を始めているらしい。記事の中ではページが足りず乗せられなかったのだけれど、その話がとても興味深かった。

「当初は、ノスタルジーを提供して、古いお客さんを喜ばせたいということがどっかにあったんだけど。デモテープを録ったりして気付くのは、そういうものでもないなということ。37歳なりになったサニーデイ・サービスの等身大の音を鳴らそうという感じのことなんですよね。再結成ものって、ピークのときの音を出したがるんですけど、それはやっぱり無理があるから。それをやればお金にもなるし、当時のファンも一番喜ぶけれど、自分たちがやるべきことじゃないなと思って。もう一回やってみるってなったときに、何がやりたかったのって言えば、三人が楽器持って鳴らしたときの音が楽しみだっただけで。今のサニーデイ・サービスという音にしたいなというのはありますね」

「サニーデイは街の風景をいろいろ描いてたけれど、あれは20代の若者が見た街の風景。37歳の自分が見て、暮らしている街の風景を描いて、それを三人で演奏すれば、それが次のサニーデイ・サービスの音楽になると思うんです」

曽我部恵一BANDも好きだけれど、サニーデイ・サービスの新譜もかなり楽しみだ。