恵比寿リキッドルームにてザ・ジェッジジョンソンのライヴ。
久しぶりに彼らを観て驚いたのは、とても芯が強くなったことだった。D-BEAMコントロールのヴォコーダーなど“飛び道具”を多用してるのは相変わらずだけど、そういうエレクトロな部分を支えるボトムの強さが増してきた感じ。インタヴューの度に藤戸じゅにあが繰り返して言っていた「ジェッジは叩き上げのライヴバンドなんです」という言葉に、きっちり落とし前をつけたようなライヴだった。
新作『12 WIRES』からの曲を中心に古い時代の楽曲も織り込み、“動”と“静”の緩急をつけたセット。アンコール込みで1時間半と短かったのもあるけれど、本当にあっという間に思えるほどの時間だった。ハイスピードで縦ノリの“Pizza”がモッシュピット的な高揚感を生んでいたり、音源ではアシッドなナンバーだった“Continue?"が激エモーショナルになっていたり、よりダイナミックに衝動が伝わるステージ。相当鍛えたんだろうな。
後で話を訊いたら、どうやらじゅにあ氏、かなりの高熱を出していたとのこと。ハイテンションだったけど、確かに足元はふらふらしてたしな。
ほんと、身体には気をつけて、と思う。次作のレコーディングでまた入院しないように。
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