日々の音色とことば

usual tones and words

東日本大震災に、届けられた音楽たち(2)

昨日に引き続き、ミュージシャンの方々がYouTubeに作品を発表しています。

悲惨な状況を前に、「何か出来ることはないか」という思いに駆り立てられた人達の作品が、
少しでも皆の日常を照らす光のようなものになれば、と祈ります。

若い人達の中にも“何もできない無力さに打ちのめされてる人”が沢山いると思います。
ただし、僕自身は、こんな時だからこそ、それぞれが自分の毎日を輝かせることも大きな意味を持つのではないかと思っています。もちろん、自分の思いを義援金の形で届けることも。



糸色-Itoshiki-/Qotori film inc.(島田大介) 音楽:野田洋次郎

糸色-Itoshiki-
コマ撮り:Qotori film inc. 音楽:野田洋次郎
”救援にも行けず物資をも送れず自分の無力さにただいらだつばかりで、
映像作家として何か出来る事ないかとみんなで考えました。
テレビも悲惨な惨状を流し続けてる中、阪神や新潟の時被災地の方々の支えになったのは、
世界中のみんなからのエールなんじゃないでしょうか。
新たに電気を使わずに明かりはロウソク、カメラはデジカメ、編集はノートパソコン
バッテリが切れるまでに仕上げました。” コトリフィルム 島田大介
http://ito-shiki.tumblr.com/より)

自分のちっぽけさに頭が爆発しそうだ。
“なんなんだ。
考えても何一つ世界は動いてくれないから、もうやることにした。
色々なとこで話を聞くと、全国でひとりぼっちで頭抱えてる人がたくさんいる。俺もそう。歯痒さを感じてる人、何かしたいけどどうしていいか分からない人、自分の無力さに打ちのめされてる人で溢れてる。
その全ての気持ちを一個にまとめたらすごい塊になる。
その塊をまるごと被災地に投げ込もう。
どこに向かって放てばいいか分からなかった言葉を、届けよう。”
(特設サイト「糸色-Itoshiki-」より)

RADWIMPSは、被災者へのメッセージ・義援金の募集を行うための特設サイトを公開しています。
公式サイトhttp://radwimps.jp/
特設サイト「糸色-Itoshiki-

(RADWIMPSの最新アルバムのタイトルは、『絶体絶命』。公式なステートメントは現時点ではないけれど、きっとこれは「糸色 体 糸色 命」=「いとしきからだ いとしきいのち」ということを意味しているんだと思います。)


曽我部恵一/春の嵐

“ただ、音楽でだれかの冷めた心を暖められることだけを、願っています。
そう思い、アルバム冒頭の「春の嵐」という新曲を、配信します。
これから、復旧への道のりはまだまだとても長いものになると思います。
ぼくも、あなたも、なにか小さな光でもいいから何かを信じながら、毎日を過ごしましょう。”
(公式サイト“曽我部恵一より「歌を送ります」”より)


People In The Box・波多野裕文/20110314

“大きな一枚の絵を 僕は描いてみたい
駅やビル 商店街を 本物より大きく描くのさ
ストーリーは思いのまま そこで君は望むことができるよ
誰かが君を非難しても 気にしなくていい
悪など初めから 存在すらしていないのだから
明日から君は 新しい世界を作り直すのさ
作り直すのさ”

(歌詞より)

“被災したみなさん、凄く心配しています。必ず、必ず笑顔でまた会いましょう。”
公式ブログより)

YouTubeのコメント欄には、日本赤十字社の募金ページgoogleに掲載された募金情報まとめへのリンクが貼ってあります。