日々の音色とことば

usual tones and words

10-FEET“シガードッグ”と「ギャグの形見分け」

備忘録のようだけれど、気付いたことを後で思い出せるように、きちんとここに書いておこう。

今年の夏、RUSH BALLで観た10-FEETのライヴ。takumaは、ニューアルバム『thread』に収録された“シガードッグ”を披露する前に、こんな風に言っていた。

「先月37歳になりまして。この年になると、死んでいった奴も多くおる。大体思い出す時は、そいつのギャグとかを思い出すことが多いんやけど、そいつのギャグを他の仲間と遺産相続のように分け合って引き継いでいく。この思い出し方、結構オススメです」

もちろんそれは作り話でもなんでもなくて、この曲はその「死んでいった奴」に捧げられた曲なのだろうと思う。TAKUMA自身のブログに記述がある。

2011年1月7日に京都ウーピーズで開催された、「山田仁追悼ライブ~あなたの心に希望の光を2011 ~」についての記録。

山田仁君は持ちギャグをたくさんキープしていたらしく、死後その数々のギャグは居酒屋「ポン」にてまるで遺産相続権の分配会議の様に仲間達に分けられたと言う(笑)そのウチ有名なのがこの「パイパン!」と酒を口に含んで志村けん並みに「ダァ〜」と速攻でこぼす技などがある。この2つはドクター長谷川が譲り受けた。

昨夜イベントを終えて朝帰宅して気絶して今日の午前中目が覚めたんやがえらい長い夢を観た。それは昨夜のイベント後にみんなで打ち上げをやる夢で、山田仁君も参加してた。その打ち上げの最中に僕が山田仁君の酒を口からこぼす「ダァ〜!」っていうギャグをこっそりRIZEのkenkenに教え、それをkenkenが山田仁君やハヤチンやドクターの前で会話の最中にいきなり披露して一同大爆笑。ドクターは「凄い!なんで知ってんの!?」とお腹をかかえて笑ってた。山田仁君は「うわぁ〜パクられた〜wwwww」とちょっと嬉しそうに爆笑(笑)ハヤチンは「やるね〜kenken(笑)」と写真を撮ってた。僕は自慢げに「俺が教えたんやで!俺が教えたんやで!」とドクターに自慢(笑)なんかめちゃくちゃ楽しい打ち上げの夢やった。。いい夢を観ると嬉しいけどちょっと寂しい。でも心は優しくなるからいい夢を観るのは好きだ。

http://www.10-feet.com/diary/(2011年1月)

“シガードッグ”は、そういうことについて歌った曲なのだろう。
山田仁の“心”という曲をTAKUMAがカヴァーした動画もYouTubeにアップされていた。