日々の音色とことば

usual tones and words

ジミー・ペイジの「別に」

〆切が差し迫っているので、終日家で原稿書き。

食事をしながら何気なくテレビのスイッチを入れるとワイドショーをやっていて、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが映っている。まずそこで驚いたんだが、レポーターが「沢尻エリカについて、どう思うか?」を質問。さすがに、これは観ていて「ひどい」と思ったなあ。「ジミー・ペイジにそんなこと聞くのかよ!?」というのと、「で、そこだけ使うんだ」という、ダブルの「ひどい」。スポーツ新聞のニュースもそこがメインになっていた。

来日ジミー・ペイジ「別に…」通訳の機転?意訳で会場大爆笑
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080129-00000004-sanspo-ent

おそらく通訳の方は、質問が来るだろうことも「Unfortunately I don't know her.」という答えになることも予期していたんだろう。そういう意味では、ワイドショー・メディアに対応するウィットに富んだコメントを用意できたという意味で「グッジョブ」と言っていい。でも、ニュースでは「会場大爆笑」と書いてあるけれど、テレビで観たそれは、すごくイヤな感じの笑いだったよ。何かをないがしろにしたような、表層だけかすめとったような笑い。僕は、そういうのは、あんまり好きじゃない。

「この反応を見ると、彼女に会っておいた方がよかったのかな?」と続け、「音楽をやっているのなら頑張りなさい」とエールを送った。

うん、ジミー・ペイジは紳士だ。

ちなみに、RO69のサイトでは、“沢尻以外”の質疑応答がUPされていた。

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが緊急来日、記者会見
http://ro69.jp/news/archive.html?1845

いったい現場はどういう雰囲気だったんだろうな。