日々の音色とことば

usual tones and words

『ROCKS vol.3』

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SHIBUYA PUBLISHING & BOOK SELLERSから出ているオリジナル・マガジン『ROCKS』 vol.3にて記事を担当しました。

特集は箭内道彦さんで、「風とロックとROCKS」という直球ど真ん中なタイトル。特集内ではロックの名曲を箭内さん流に解釈する企画、そして斉藤和義・岡康道・宮藤官九郎による“箭内評”の取材・構成を担当しています。他に市川染五郎さん、 菊地成孔さんの取材も担当。

箭内さんは、会う前と会った後でとても印象が変わった人の一人。以前は、『風とロック』の奔放さや自由さを見て、「ずるいなあ」「羨ましいなあ」という印象を持っていた。でも、実際の仕事の現場や考え方を知るにつれ、その見方はどんどん変わっていった。箭内さんの持つ繊細さとがむしゃらさのバランスが、他の人にないスピード感を生み出している。計算されてるのか、勢いなのか、傍からだとわからない匙加減がある。

『サラリーマン合気道』も良書。ビジネス書としてその仕事術を自分に生かすというより、箭内道彦という特異な人の脳味噌を開陳するような一冊だった。


サラリーマン合気道―「流される」から遠くに行けるサラリーマン合気道―「流される」から遠くに行ける
(2008/09)
箭内 道彦

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