日々の音色とことば

usual tones and words

09/07のツイートまとめ

shiba710

最近とみに思うこと。僕は自分が「安全な場所」に立っているとは1mmも思えないので、どんな人のどんな言葉に対しても傍観者的な立場から「これはひどい」的なRTをすることには、とても怖さを感じる。
09-07 01:06

言葉はとても簡単に、人に傷をつける。それができるのは、悪意を持って放たれた言葉だけじゃない。無神経な言葉、思慮のない言葉、一方的な言葉。拡散する言葉。ブログからtwitterになって、その閾値がずいぶん下がったように思う。
09-07 01:16

最近とみに思うこと(2)。既にいろんなところに書いたけれど、細切れの情報が圧倒的な速度で消費されるようになった今のカルチャーの現状に対して、多くのミュージシャンはカウンターとしての表現を行っている。
09-07 01:25

ブンブンサテライツがじっくりと向きあって聴く大作を作り上げたのも、KREVAが「閉塞感」をキーにしてそれを打ち破ろうとリリックを書いているのも、2010年の時代の空気への必然的な対応だと僕は思っている。
09-07 01:29

逆に言うと、OKAMOTO'Sや神聖かまってちゃんは、情報消費のスピードが圧倒的に上がっていることを前提に自分の表現を打ち出しているわけで。単なる世代や年齢の差じゃなくて時代が変わったことを背景に「新世代」の人達が脚光を浴びているという事実がある。
09-07 01:32

でも、そういう「情報消費のスピードが圧倒的に上がっている2010年」に、いちライターとしての自分がどういう言葉を書いていくかについてを考えると、歯切れのいい答えが見つからない。
09-07 01:35

誠実に書く、とか。正直に書く、とか。当たり前のことすぎるかな。でも、僕としては、そうすることで、読んで「ああ、そういうことなんだよな」って思わず膝を打つような言葉を書ける打率を上げていきたい。そこに価値があると思うから。
09-07 01:44

アーティストのインタビューの場にも、できるだけ膝を打つような、「それ!」と取材された側もその記事を読んだ人も手を叩くような言葉を持って行きたいと、僕は思っている。打率は高くはないかもしれないけれど。
09-07 01:47

どれだけメディアが移り変わろうとも、140字の猛スピードが砂のような言葉を撒き散らそうとも、「なんとなく感じていたことがぴたりと言語化されたときの、小さな驚きと小さな喜びが混ざったような感情」の価値は減らないと思う。
09-07 01:53

最近、そんなことを考えています。
09-07 01:58

ちなみに最近の仕事で特に力が入っているのが、雑誌『PAPYRUS』でのKREVA表紙巻頭取材。http://amzn.to/94330O。さっき書いた閉塞感や息苦しさの話も、ここでしています。
09-07 02:02