『CDジャーナル』1月号の特集企画「2010年のベスト・ディスク100 +2010年 私のベスト5」に参加しました。
CD Journal (ジャーナル) 2011年 01月号 [雑誌] (2010/12/20) 不明 商品詳細を見る |
僕が選んだ5枚は以下の通り。
神聖かまってちゃん『みんな死ね』
みんな死ね (2010/12/22) 神聖かまってちゃん 商品詳細を見る |
The Mirraz『TOP OF THE FUCK'N WORLD』
TOP OF THE FUCK’N WORLD (2010/09/08) The Mirraz 商品詳細を見る |
OKAMOTO'S『オカモトズに夢中』
オカモトズに夢中 (2010/11/03) OKAMOTO’S 商品詳細を見る |
オワリカラ『ドアたち』
ドアたち (2010/08/04) オワリカラ 商品詳細を見る |
カニエ・ウェスト『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』
My Beautiful Dark Twisted Fantasy (2010/11/22) Kanye West 商品詳細を見る |
コメントは以下のように書いています。
2010年は日本のロックにとって、時代の潮目が変わった一年だった。YouTube以降の世代が本格的に跋扈し、ニコ動やTwitter以降のコミュニケーションが音楽のあり方自体も変えていった。その象徴が神聖かまってちゃんとThe Mirrazの暴れっぷり。OKAMOTO'Sを筆頭にした10代の台頭も見逃せないし、オワリカラも”次”を狙っている。洋楽では〆切直前に届いたカニエがダントツ。
上に書いた通りで、5枚のうち邦楽勢4枚は「個人的な好き嫌い」「音楽としての良し悪しの評価」というよりも、今年に起こった日本のロックシーンの潮目の変化の象徴という基準で選んでいる。「オワリカラ」はまだそこまでアテンションを集めていないから、そのかわりに「世界の終わり」や「七尾旅人」や「やけのはら」や「まつきあゆむ」が入ってもいいかもしれない。
洋楽のカニエ・ウェストに関しては、届いてからもうずっと聴き続けているくらいの、心の底からすごいと思ったアルバム。〆切直前に聴いて、そのあまりの衝撃にMGMTから急遽差し替えてもらったけれど、その判断は間違ってなかったと思う。MGMTのサイケデリック感は個人的には大好きなんだけれど、あの「逃避」のモードは2010年のムードにはそぐわないかな、とも思う。