日々の音色とことば

usual tones and words

東日本大震災に寄せられた、ミュージシャンからのメッセージたち(1)

東北地方太平洋沖地震に際して、ミュージシャンからの様々なメッセージが発せられています。
それらをかいつまんで紹介。

節電の要請もあり、様々なイベントやライブが中止されています。
パッケージのリリース延期も相次いでいます。
もちろん、困難に直面している人への対応は何より優先されることだとは思います。

けれど、それぞれの人が自分の生活を光らせ、楽しみ、歩みを進めることを“自粛”や”不謹慎”のムードで覆い尽くす必要はない、と僕は考えています。
自分にとって大切な思い出のある歌を聴いたり口ずさむことは、
不安や抑圧に押し潰されそうになったときに、きっと日常を支えてくれると思います。
少なくとも、僕はそう。



まずは、全国ツアー「Mr.Children Tour 2011 “SENSE”」の公演を一部見送ることを発表したMr.Childrenも、公式サイトで「Message from 桜井 和寿」としてメッセージを発表しています。

何もかも奪われた状況の中。
先の見えない暗闇の中。
それでも心の中に歌があって、
その歌があなたを励ましたり、元気づけたり、
気分転換になったりしてたらいいなぁ。。って
そんなイメージを持つことで
ミュージシャンとしての自分は救われています。
 
とにかく無事でいてください。

(公式サイト「Message from 桜井 和寿」より)


また、3月25日に予定されていた仙台公演の延期を発表したミイラズの畠山承平も、公式サイトでメッセージを発表しています。

こんな時だからこそ、お笑いや音楽、マンガ、映画、そういったもので、人々にエネルギーを与え、
そのエネルギーで各仕事が頑張る力に変われば、それは僕らが活動するのに使用したエネルギーは無意味じゃないことになると思う。

今こそエンターテイメントが人々のそばにあるべきだと思う。

こんな時に笑ってられねーよって人を笑わせるのがプロ。
こんな時に音楽なんかで踊ってられねーよって人を踊らせるのがプロ。
悲しんでる人を元気づけるのがプロ。
我々のような仕事をしてる人は誇りを持って活動すべき。

今こそ応援してきてくれた人に恩返しする時だと思う。

情けない話で、ミイラズが与えれるエネルギーはかなり小規模、数少ない人しか元気にしてあげれないけど、
その少ない人がまた誰かに元気をあげて、またそれが広がっていけば、少しは役に立つと思う。
今は小さな光でもいずれ大きな光になると思う。そうやって心に光りを与えることが大事だと思う。

(公式サイト“ミイラズワンマンツアーのご報告&畠山より と 募金への呼びかけ”より)

ミイラズは「募金活動の呼びかけ特設ページ」もアップしています。URLは以下に。

そしてミイラズでは募金の呼びかけに協力できればと思い、
簡単ではありますが『PC・携帯共通の募金リンクページと参加へのお礼』をアップいたしました。
小額でもみなさんの気持ちを1つに合わせて動くことが大事だと考えました。
このページがそのきっかけの1つにでもなれればと思います。

【PC・携帯共通】http://the-mirraz.com/join/index.html



また、音楽雑誌『MUSICA』が立ち上げた応援メッセージサイト「HOPE FOR TOMORROW」では、その主旨に賛同したミュージシャンたちのメッセージ映像や弾き語りの音楽などがUPされています。

未だ状況は予断を許しませんが、生きている以上必要なのは、前を向くことです。
どうかみんなが希望や可能性を感じ、明日に向かって生きられるように。
そんな、たくさんの心にポジティヴなエネルギーが届くように、
「HOPE FOR TOMORROW」をオープンします。

(“震災メッセージサイト「HOPE FOR TOMORROW」開設について”より)

先日紹介したスキマスイッチに加え、長澤知之、MO'SOME TONEBENDER、LOST IN TIME、SISTER JETらがメッセージを公開しています。