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日々の音色とことば

新刊『ヒットの崩壊』が出ました。

「フジロックの行方」と「すべてのジャンルはマニアが潰す」という話

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行ってきました。FUJI ROCK FESTIVAL ‘15。

 

今年は珍しくずっと晴れて、快適に過ごせた3日間。楽しかった。なんのかんの言われつつ、やっぱりフジロックには他のフェスとは違う独特なムードがある。僕は年中いろんなフェスに行ってレポを書くような仕事をしてるんだけど、そういう人間からしても、フジロックにはシンプルに仕事抜きで楽しめる「特別さ」がある。

 

で、今回はそんなフジロックに関しての話。

 

個人的なベストアクトは何と言ってもトッド・ラングレン師匠だったし、フーファイもミューズもハドソン・モホークも格好よくて大満足だったんですが、そのへんのことは他サイトのライブレポート原稿に書いたので、そちらを。

 

www.excite.co.jp

 

ここで書くのは、もうちょっとフェス全体のムードとか方向性とか、「なんのかんの言われつつ〜」という部分についてです。正直「よかった、よかった!」だけじゃなく批判的なトーンの反応もあった。

 

たとえば、こんな記事が公開されていました。

www.timeout.jp

 

「ユートピアの厳しい現状と、音楽シーンの変質」というタイトルのルポ。それを受けて「フジロックはもう終わっている」「衰退してる」と同調する反応もあった。

 

 

 

初開催から19年フジに行き続けている人間として、そういう気持ちも、すごくよくわかる。でも、僕としては前述の「フジロックの行方」という記事には異論が沢山ある。

 

そのことを踏まえて、僕の目から見た「今年のフジに何が起こっていたか」という話と「来年はこうしてほしいなあ」という話。長いよ!

 

長いので最初に論点を言っておくと「すべてのジャンルはマニアが潰す」――というフェーズに、フジロックも入ってきたということなんだと思います。

 

「ロッキン文化圏」から「フジロッカーズ」への流入

 

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まず、今年のフジロックは少なからず変化の時期を迎えたのは間違いない。その象徴が「邦楽アーティストの増加」「オレンジコートの廃止」でした。前述の記事もそこをネガティブに捉えているわけです。

 

www.barks.jp

 

一方で、こんなレポートもあります。こちらのタイトルは「邦楽の増加&オレンジ・コートの廃止にも揺るがなかった夏フェス王者の風格」。好意的に捉えているけれど、それでも今年のフジロックには二つの変化があった、という切り口なわけです。

 

というわけで、誰もが口を揃える変化のその一。まずは「邦楽アーティストの増加」について。

 

今年のフジロックは「邦楽アクトの充実」がラインナップのポイントの一つでした。ONE OK ROCK、星野源、[Alexandros]、10-FEETthe telephones、椎名林檎。邦楽フェスだったら余裕でトリを努めることのできるメンツが、メインステージであるグリーンステージの出演陣に並んでました。

 

なので、ナタリーの記事、リアルサウンドの記事も「日本人アーティスト中心のレポ」として成立してる。

 

natalie.mu

realsound.jp

 

とはいえ、フジロックは初開催の時点から洋楽も邦楽も分け隔てなく出演陣に並ぶフェスなので、邦楽アーティストが出演すること自体が新たな試みだったわけじゃない。00年にはミッシェル・ガン・エレファントやブランキー・ジェット・シティがトリをつとめてたし、アジカンやサンボマスターみたいに深夜のルーキーステージから育っていくバンドもいた。(実は星野源もそう。まったく無名だった04年にSAKEROCKとしてフジ初出演を果たしてる)。

 

では、何が新しかったのか。

 

ありていに言ってしまえば、今年は「ロッキン文化圏」から「フジロッカーズ」への客層の流入が起こっていた、ということなんだと思います。

 

象徴的だったのは、星野源、[Alexandros]、10-FEETという三者。これは全て、その翌週・翌々週に行われたロック・イン・ジャパン・フェスのメインステージのヘッドライナー。加えて、ゲスの極み乙女。やキュウソネコカミなどの若手もブッキングされていた。これらの「ロッキン常連」のバンドが多数出演することが今年のラインナップの変化のトピックだったわけです。

 

そして、そのことが客層も変えていたと思います。というのも、フジロックの最寄り駅・越後湯沢と、ロック・イン・ジャパンの最寄り駅・勝田は、ともに東京から1時間半程度というアクセス。つまり首都圏の邦楽ロックファンにしてみれば、二つのフェスを比べて「どちらに行くか」という選択をとれることになる。そのことが動員も左右したはずで、 実際、僕が会場を歩いていて思ったのは、「若い世代が増えたなあ」ということ。一人一人にちゃんと確認したわけではないから推測だけれど、おそらく初参加の人も多かったはず。フェスのオフィシャルTシャツを着たお客さんも例年に比べて多く、毎年ひたちなかに行っていた「ロッキン文化圏」の人が、今年はフジを選んだということも背景にあるのではないかと思います。

 

(※「ロッキン文化圏」については一昨年に書いたこちらの記事を参照)

shiba710.hateblo.jp

shiba710.hateblo.jp

 

で、この試みはどうだったのか。少なくとも、興行的な意味では成功でした。前夜祭を含む動員数は昨年の102,000人に比べて115,000人と、大幅に上昇しています。

 

で、僕はそのことは、端的によかったのではないかと思います。「フジロッカーズ」と「ロッキン文化圏」は近いようで異なる文化様式を持つので、いくらかのコンフリクトはあったかもしれない。けれど、初めてフジロックに訪れる人が増え、そのことでフェスの間口が広がったのなら、それは喜ぶべきことだったのではないかと。

 

オレンジコートを手放したことでフジが失ったもの

 

 

一方で、やはり残念だったなあと思ったのが「オレンジコートの廃止」でした。「邦楽アクトの増加」がフジロックにとって「間口を広げたこと」にあたるとするならば、「オレンジコートの廃止」は「奥行きを狭めたこと」に相当する。たぶん、このことのダメージはゆるやかに効いていく。

 

フジに毎年訪れている多くの人は、これを「問題」や「衰退」と捉えていて、それは僕も同じです。オレンジコートを手放したことで、フジロックが持っていた価値を確実に失った、という側面はあるのです。

 

行った人はわかると思うけれど、フジロックでは「誰それ?」というようなメンツが大きな喝采を集めて人気者に成り上がったりするんですよ。しかも、それは得てして、イギリスでもアメリカでも日本でもなく、アフリカや南米やヨーロッパの小国出身のアーティストだったりする。そういうバンドは大抵3日間のいろんなステージで繰り返しライブをやっていて、そのうちに「あいつらすごかったよ!」なんて口コミが広がって、どんどんお客さんが増えていく。

 

今年で言うと、レーヴェン(Räfven)やチャランゴ(TXARANGO)がそうでした。レーヴェンはスウェーデン、チャランゴはスペインのバンド。どちらも盛り上げ&賑やかし上手で、初めて観た人を確実に惹き込むステージを展開する。で、結果、1万5千人規模のホワイトステージが満杯になって、それはそれは盛り上がってた。

 

fujirockexpress.net

fujirockexpress.net

 

そういう音楽に出会える、大事な場所の一つが「オレンジコート」だった。「WOWOWぷらすと」のトークでも繰り返し語ったけれど、他のフェスにないフジならではの魅力は、オレンジコートやフィールド・オブ・ヘブンのような「奥のほう」のステージにあるわけなのです。

 

st.wowow.co.jp

 

そう力説すると、「奥のほうって、なんかハッパとかナチュラル系のやつやってるような人が沢山いるんでしょ」的なことを言う人もいるんだけど(というか、上記のニコ生で速水健朗さんにそう言われた(笑))、実はそうじゃないんです。

 

世界中の新しい音楽の胎動と出会うことができる。「知ってる音楽」の素晴らしさじゃなく、「知らない音楽」の面白さをナマで感じることができる。それが、フジの「奥のほう」の最大の魅力で、それが失われたことには、やっぱり残念な思いはとても大きいのです。

 

ちなみに。毎年一緒にフジに行ってる京都在住の僕のツレはそういう動きに詳しい人間で、特に最近は、これまでのような土着の音楽だけじゃなく、経済や人のグローバル化を背景に多国籍の文化が独特の混じり合い方をした「新しいワールド・ミュージック」が各国で勃興していて、それがとっても面白いとのこと。

 

彼にはこんなオススメを教えてもらった。確かにこういう面々がフジに出たらいいなぁと思う。(※リンク修正しました)

 

(トルコのクルド系女性歌手、アイヌール。クルド音楽にフラメンコが融合した地中海ミクスチャー音楽)

 

Trees of Light

Trees of Light

 

 (スウェーデンのベーシスト、アンダーシュ・ヤーミーン、同国のフィドラー/民謡歌手レーナ・ヴィッレマルク、日本の二十五絃筝の中川果林によるトリオ。北欧の伝統舞曲と日本の民族音楽の融合)

(アルゼンチンの女性エクスペリメンタル・ポップ、フローレンシア・ルイス。ポスト・ファナ・モリーナの最有力候補) 

ジョ

ジョ

 

 (キューバのピアニスト、ロベルト・フォンセカによるアフロ・キューバン・ジャズ)

ANONIMA, TRIBUTO A LEDA VALLAD

ANONIMA, TRIBUTO A LEDA VALLAD

 

 (アルゼンチンのモダン・フォルクローレ・シーンの歌姫、シルヴィア・イリオンド。同国のフォルクローレの先人レダ・バジャダーレスをトリビュートした作品)

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(アントニオ・ロウレイロなどにも参加したブラジルの新世代女性シンガーと、アルゼンチンのモダン・フォルクローレ・シーンのピアニストによるデュオ)

 

「フジロックがこういう世界各地の優れたミュージシャンを呼んでくれるフェスであってほしい」という彼の意見には心底同意。なので、オレンジコートの復活は切に願うところです。

 

フジロックは「フジロッカーズ」に潰される

 

ただし。

 

フジロックの素晴らしさは世界各地の(マイナーだけど)魅力的な音楽を紹介してくれるというところにあるというところを熱く語ってきたわけなんだけど、それを志向する「音楽マニアのベテランフジロッカー」というのも、また厄介な存在だと思うのだ。そこはたっぷりの自戒を込めて、そう思う。

 

というわけで、もう一度この記事を参照。

 

www.timeout.jp

 

テキストを書いた三木邦洋さんはこんな風に言っている。

 

ラインナップの内容如何に関して、確実に言えることは、音楽マニアのベテランフジロッカーたちが求める「フジらしいラインナップ」を目指すのは、現状、フジロックの運営を経済的な苦境に追いやるだろう、ということだ。

 

この文面を読んで、僕としては、これを思い出した。「すべてのジャンルはマニアが潰す」という話。新日本プロレスを買収したブシロード木谷高明社長の言。

 

www.news-postseven.com

 

コアなユーザーがライトなユーザーを拒絶していたがために、プロレスが衰退していった面もありました。僕はすべてのジャンルはマニアが潰すと思っていますから。(「ブシロード」木谷高明社長)

 

これを受けて、プロレスラーの男色ディーノも、こんな風に言っている。

 

 誤解のないよう先に言っておくと,ジャンルを支えるのもマニアなの。これに関しては間違いない。実際に多大なお金や労力を費やしてくれるのは,マニアだけだから。ただ,それは現状を維持する場合のみね。ビジネス,とくにエンターテイメントビジネスって,現状維持をしようという志だけでは,現状維持すらできないものが多いのね。なぜなら,生活に必ず必要なものとは違って,お客さんの入れ替わりが発生するから。

(中略)

するとここで,マニアと新規の摩擦が問題になってくるの。マニアって,基本的には排他的なのよ。それこそ,よりマニアックな知識を持っているほうがランク上位とされる,よく分からないピラミッド世界でもあるから。

 もちろん,それ自体は構わないと思うのよ。実際のところ,深く知ることで楽しみ方もより深くなる面があるから。ただ,「○○を知らないくせに」「そんなことも知らないの?」的な空気が出ると,新規はもう入っていけない雰囲気になる。ここで足し算と引き算のバランスが崩れて,縮小していく。

(中略)

 一番理想的なエンターテイメントは,マニアが去らずに新規が入って来やすい,それでいてリピートしてもらえるようなコンテンツなんだけど,それはまず不可能に近い。でも,それに近いものを目指す必要はあると思うの。もちろん,ビジネスとして考えた場合,の話よ。作家性だとか作品性だとかの志向の話ではなく。もちろんビジネスにも,その要素は含まれているんだけどね。

 で,結局のところ何が言いたいかというと,今いる顧客だけに向けたエンターテイメントは,先細るしかないっていう考え方が,私の根底にはあるってこと。

 

www.4gamer.net

 

そういう目で見ると、前述の記事には「ああ……」と思える箇所が散見される。

 

フジロックのイメージとは相容れない部分のあるEDM系アーティストたちの出演にも、違和感を覚えた人は多かったことだろう

ロックフェス、ユースカルチャーはかくあるべしという勢いをラインナップで表明するのは、10年前、20年前とは比べ物にならないほど難しくなっている

アイドルなどの賑やかしに頼ることのない唯一の大型フェスといえるフジロックは、今、不利な要素ばかりに囲まれている状態だ

 

こうして見ると、かたやプロレス、かたやロックフェスだけど、やっぱり同じことが起こってるように思うのだ。全てのジャンルはマニアが潰す。ならばフジロックは「フジロッカーズ」に潰される。今フジロックに起こっている状況は、まさに男色ディーノ言うところの「マニアと新規の摩擦」なんだと思います。

 

ちなみに。田中宗一郎さんは、インタビューでこんなふうにも言っている。

 

ここはちょっと慎重に言葉を選らばなきゃなんないんだけど、俺、フジ・ロッカーズって言葉とか、あまり好きじゃなくて。そもそもバンドのファンとかにしても、ロイヤリティ、忠誠心の高すぎる人達って、ちょっと苦手なんです。ちょっとしたドグマも生まれがちだし、その外側のカジュアルな人達に向けて敷居や壁を作ってしまう場合もある。でも、そんな親衛隊みたいな人達が存在するイベントなんて、<フジ>くらいじゃないですか?(笑)。それだけ蠱惑的な魅力があるんですよ。実際、主催者とバンドとオーディエンスが一緒に新しい何かを作っていく、成長させていく。そういうロマンティックな感覚が<フジ>には常にあった。これ、まさにコミュニティなんですね。もちろん、それってプラスとマイナスの両方があって。<フジ>の魅力に感染してない人たちからすると、「なんか、うざいな」と感じる部分もきっとなくはない。

 

frf-en.jp

 

そういう意味でも、僕としては、「音楽マニアのベテランフジロッカーたちが求めるフジらしさ」なんていうものは、もしそれが間口を狭める排他性として働くならば、正直、害悪でしかないと思うのです。

 

「ロッキン文化圏」の邦ロックだって、EDMだって、アイドルだって、「フジロックのイメージとは相容れない」なんて言わず、全然あっていいと思う。でも、その代わり、そういうアーティストのファンがふらっと歩いた先で新しく触れることのできるような、未知の音楽の魅力が展開されていてほしい。入り口はどこにあっても、フジは間違いなく「また来たくなるフェス」だし、世界中の音楽カルチャーに触れることのできる奥深い魅力がそこにあれば、それは尚更だと思う。

 

来年は20周年なので、とても期待しています。

 

■「早割」をやめてプラチナチケットの導入を

 

そうだ。もう一つ。これは会場でいろんな人とお酒飲みながら話してたことなんだけど。

 

運営側の経済的な苦境というものが本当にあるのなら、そしてフジロックの「衰退」とされるものがそこに起因しているのならば、フジロックは「早割」なんて、とっととやめちまえばいいと思います。その代わり、クラウドファンディングを導入したらいい。

 

「早割」というのは、つまり先行チケット購入で割引になるというシステム。その重要なポイントは、そのタイミングで買うと会場のゲートに近い「場内1」の駐車券をゲットできる可能性が高い、ということ。そのために毎年相当数のフジロッカーが冬の寒空の下徹夜で並んでいたりする。さらに、そのタイミングで「場内1」をとれなかった人はオークションで何万も払ってゲットしてたりしている。

 

でも、よくよく考えると、最もフジロックに対して忠誠心と愛着を持っている層が、しかも社会人としてちゃんとお金を稼いでいる人も多いのに、なんで徹夜したりオークションで第三者にチケットの数倍のお金を払っていたりするのだろう?と疑問に思うわけです。むしろ、そういう人たち向けにはクラウドファンディングでチケットを売りだしたほうが、今の時流に即している。

 

そこで「場内1」駐車券つきのチケットを高い価格で出したら、間違いなく「早割」よりも収入増になると思います。なんなら「場内SS」「場内S」「場内A」みたいにしてもいい。多額の金額を支払った人に対価として会場での利便性が与えられるほうが、理にかなっているんじゃないかと思います。

 

ついでに言うなら、サマーソニックで定着しつつある「プラチナチケット」をフジロックでも導入すべきだと思ってます。これもクラウドファンディングでいい。シャトルバスで500円とってる場合じゃなくて、むしろ富裕層向けのチケットを充実させるところから収益性を上げるべきなんじゃないかと思うのです。そのぶん、子供や中高生向けの限定チケットを低価格帯で提供するのもいいと思う。

 

サマソニのプラチナチケットの特典は「専用ビューイングエリア」や「専用ラウンジ」や「専用クローク」や「ファストレーン」や「専用シャトルバス」。これ、どれも都市型フェスのサマソニとは比べ物にならないほど、フジロックの会場にあると非常にありがたい施設なわけですよ。特に雨が降ることの多いフジロックで、濡れずに快適に、携帯を充電しながら過ごすことのできるエリアは貴重。そこに専用の綺麗なトイレがあるなら尚更。僕の周囲のオッサンたちに聞き取り調査したところ「1日あたりプラス1万5千円(サマソニのプラチナチケットの価格帯)だったら払う」という声が圧倒的でした。

 

そして、このプラチナチケットの何が素晴らしいか。「音楽マニアのベテランフジロッカー」だけじゃなく「最近の音楽のことはよく知らないけど、一緒に夏フェスでも行ってみない?という口実で若いねえちゃんを泊まりの旅行に誘いたい小金持ちのおっさん」のお財布を直撃することができる、ということ。

 

ポール・マッカートニーの武道館公演の価格設定を見ても、世界的にも、コンサートチケットの価格の趨勢は上に広がっているわけです。円安の昨今ですが、年長世代の富裕層をターゲットに高価格帯のチケットを売り、そこで収益性を強化して海外の大物を招聘する、というのはアリではないかと思います。

 

そしてもう一つ。本当に大事なのは、トイレに投資することだと思います。できるだけ並ぶ時間を減らすようトイレの数と場所を増やす。「不便さもフェスの醍醐味」と思っているベテランフジロッカーの意見なんか聞き入れなくていい。それよりも横浜スタジアムのトイレを改修して動員を劇的に増やした横浜DeNAベイスターズのやり方に学んだほうがいい。

 

bizmakoto.jp

 

というわけで。長くなったけど、今年のフジロックについて。結論は

 

「トッド・ラングレン最高」

 

でした。

 

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来年も楽しみにしています。