ライヴレヴュー
マイ・ブラッディ・バレンタインの来日公演に行ってきました。僕が行ったのは、2月10日の新木場STUDIO COAST。東京の最終夜にあたる追加公演。それはもう思い入れのあるアーティストだし、22年ぶりの単独来日だし、単純にめちゃめちゃ素晴らしいライヴだった…
ライヴが終わったあと、しばらく呆然としていた。放心状態だった。それくらいの体験だった。 10周年を迎えた西日本最大級の野外フェス「SETSTOCK '12」。その1日目のヘッドライナーをつとめたのがRADWIMPSだった。ちなみに、彼らが2012年に出演した夏フェス…
Citizen Soul(初回限定盤)(DVD付)(2012/01/18)People In The Box商品詳細を見るPEOPLE IN THE BOXの『Citizen Soul』 release tourファイナル、中野サンプラザに行ってきた。 彼らもMCで言っていたけれど、約1年前に同じ場所で行われた『FAMILY RECORD』のリ…
cinema staff(2011/06/01)cinema staff商品詳細を見る 渋谷クラブクアトロでcinema staffを観た。これまで残響レコードから3枚のミニアルバムをリリースし、1枚目のフルアルバム『cinema staff』を6月にリリースした彼ら。今回のライブはそのツアーファイナ…
MODERN AGE(2010/12/15)DOES商品詳細を見るずいぶん久しぶりにDOESのライブに行ってきた。「MODERN AGE」ツアーの最終日、渋谷AX。今まで観た中で一番いいライブだったなあ。ちょっと感動的だった。デビューから5年、今回がワンマンとしては最大のキャパだと…
サカナクション、the telephones、OGRE YOU ASSHOLEの3バンドによるイベント「version21.1 third」に行ってきました。スペシャルゲストはandymori。出演順はサカナクション、andymori、OGRE YOU ASSHOLE、the telephonesの順。まずは簡単にそれぞれのレビュ…
2010年12月30日、リキッドルームでのライブ「さよなら、後藤さん。」をもって解散したミドリ。その最後のライブを観てきました。ライブは、明らかに、バンドとしての「最高到達地点」だった。演奏の切れ味も、後藤まり子の歌も、ショウとしての完成度も、こ…
サマーソニックに続いて2度目の来日となるDelphicの単独公演。本当はこのタイミングでbloc partyの日本ツアーのオープニングアクトもつとめる予定だったのにね。結局5月から延期のすえ、中止。大丈夫だろうか、bloc party。それはさておき、ライブはとても素…
2ndアルバム『IONIZATION』をリリースするYOLZ IN THE SKYを取材してきました。IONIZATION(2009/11/04)YOLZ IN THE SKY商品詳細を見る新宿LOFTでのライブを控えリハ前でのインタビュー。そのままライブも観てくる。ポストパンクとジャーマンロックが融合した…
クラムボンの日比谷野外音楽堂、10周年公演に行ってきました。まずはセットリスト。みつばち はなればなれ ドギー&マギー シカゴ ロマンチック サラウンド 便箋歌 ララバイサラバイ id addolessence〜imagination Folklore sonor バイタルサイン THE NEW SON…
渋谷クアトロにて、「SPANK PAGE/のあのわ JOINT TOUR 2009 星降る夜への音楽旅団」を観てきました。この2バンドが対バンツアーをする意味というものについては、9月20日発売号のロッキング・オン・ジャパン誌に長文レヴューを書いた。そこからの抜粋。(前略…
the HIATUSのライヴにいってきました。「Ghost In The Rain Tour 2009」追加公演の一日目。場所は新木場STUDIO COAST。僕が彼らのステージを観るのは、これが初めて。とても期待していたんだけれど、その期待以上に凄まじいものだった。アルバムを一枚出した…
たむらぱん、初の全国ツアー「世界パンタム級ツアー」のファイナル。デビュー当時から何度も取材してきたアーティストだけに、なんだか感慨深い。前にインタビューした時には自分の強みを「当たり障りのなさ」と言っていたけれど、そういう真っ当なポップス…
テレフォンズ、赤坂ブリッツのツアーファイナルへ。 すごく痛快な空間だった。なんせ1000人以上が「ウィー・アー・ディスコ‼」と叫んでいるのだ。冷静に考えれば、言葉としては大間違いである。ディスコは場所であって人じゃあない。中学生程度の英語力があ…
何度も観てきたソカバンのライヴだけれど、今夜の中盤以降はちょっとテンションが違っていた。上野智文のアンプが不調で、ノイズのトラブルにかなり手こずっていた。ヒヤヒヤする瞬間もあった。でも、だからこそ、ソカバンのライブの熱さ、キラキラとした幸…
ライヴレビューを書きました。 詳細はこちら。http://ro69.jp/live/detail.html?21948
5月8日、千葉LOOKでのライブをもってドラムス・桜井雄一が脱退することを発表したART-SCHOOL。でも、この日下北沢で行われたライヴは、そんな“事件”では揺るがないバンドの熱さを感じさせる、すごくいいライヴだった。詳しいライヴレポは「RO69」サイトに…
チャットモンチー初のホールツアー、NHKホールの一日目。実も蓋もない言い方だが、いいバンドだよなあ、と思う。セットはほとんど新作からの曲だったけれど、物足りない感じはほぼなし。デビューから4年。徳島から東京に出てきたばっかりの頃はお客さんとの…
エレファントカシマシ、8年ぶりの武道館。いやもう、素晴らしいライヴだった。4月16日発売のぴあにライブレポを書いたのでステージの詳しいことはここには書かないけれど、バンドにとってもモニュメンタルな一日になったんじゃないかと思う。武道館の客席は…
奈良へ。シングル『空 〜美しい我の空』とアルバム『美 我 空 - ビ ガ ク 〜my beautiful sky』を同時リリースした剛 紫。そのリリース日であり、彼の30歳の誕生日である4月10日に「なら100年会館」で行われたコンサートに行ってきた。最近彼にインタヴュー…
桜の花が風に舞う日比谷公園へ。会場に着くとすでにかなりの革ジャン姿が集まっている。休日の公園ののんびりしたムードから、確実に浮いている。でもそりゃあ期待は高まるってもんだろう。セイジさんの股関節損傷治療のため約1年半近くライヴ活動を休止して…
朝方にパラついていた小雨は止み、代々木公園へ。9mm Parabellum Bullet、初のフリーライヴ。平日の昼間にもかかわらず、かなりの人が集まっていた。遠巻きに見てる人もいる。まだ肌寒いけれど、雰囲気はフェスっぽい。菅原はMCで「自分たちが主宰したフェス…
恵比寿リキッドルームにてザ・ジェッジジョンソンのライヴ。久しぶりに彼らを観て驚いたのは、とても芯が強くなったことだった。D-BEAMコントロールのヴォコーダーなど“飛び道具”を多用してるのは相変わらずだけど、そういうエレクトロな部分を支えるボトム…
渋谷NESTで催されたマヒルノの1stアルバム『辺境のサーカス』のリリースパーティ。対バンのFresh!、YOMOYAもなかなか濃いメンツなので惜しかったけれど、今回はマヒルノから観戦。 このバンド、ちょっと凄い。キメキメのプログレッシヴな曲構成と癖になるメ…
高木正勝のコンサート「タイ・レイ・タイ・リオ」。とても美しく、そして神秘的な一夜だった。タイ・レイ・タイ・リオとは、「波のように大きく振れ、小さく振れ」の意。高木正勝のピアノを中心に、2人のパーカッション、3人のヴォーカル、ジプシー・バイオ…
夕方、乃木坂にてWAGDUG FUTURISTIC UNITYの取材。その後、新宿LOFTにてDOESのライヴを観る。メジャーデビュー前のO-NESTで演ってたころから観てるバンドだけれど、いよいよ化けてきたなあという感じがする。勢いがある。鳴らしてる音の構造自体は、なんの飾…
赤坂BLITZにて、9mm Parabellum Bulletと凛として時雨 のガチンコツアー「ニッポニア・ニッポン」を観る。ライヴが終わったところで、ライターの高橋智樹氏と会う。彼は即日ライヴレポを書くと言って、そそくさと何処かに消えていきました。数時間後にはサイ…
雨の中、行ってきました。「グループ魂の秩父ぱつんぱつんフェスティバル」。とはいえ、もろもろの仕事が滞っていたこともあり、出発はかなり遅れてしまう。いざ会場に着いた頃にはもうスチャダラパーも終わり、グループ魂本体のライヴを残すのみという体た…
エンターテインメント、かくあるべし。スカパラのライブを観るといつもそう思うんだけれど、今回は特にそうだったなあ。新作からの曲に、これはハズせないという代表曲を混ぜた選曲。縦横無尽にステージを動き回り、客を煽り、ユニゾンを決めるメンバー達。…
火を放つようなステージだった。つい先月に代官山UNITでのライヴを観たばかりなのに、キャパ2000人を超えるSTUDIO COASTが満員状態。フロアからは汗が湯気となって立ち上っている。今、いかに凛として時雨というバンドが求められているのか。それは、充…